2021/10/25 16:04
もちろん,お洒落なカフェにはそれなりの役割があると思います。
友だちとの大切な時間にカフェはかかせないという方もいるでしょうし,
家ではなかなか進まない仕事をカフェでこなしておられる方もいることでしょう。
非日常的な空間でゆったりとした時間を過ごすために対価を払うことは,価値のあることだと思います。
でも,「美味しい珈琲は專門のお店じゃないと味わえない」と,思い込まされていないでしょうか。
飲み物の中には,珈琲以外にも紅茶や緑茶や番茶など日常的に飲んでいるものがありますよね。
皆さん,食事の時にお茶をご自分で上手に入れて飲まれますよね。紅茶だって大丈夫かもしれません。
そうなんです,珈琲も基本的なレシピさえ守れば誰でも美味しく淹れることができます。
初めての料理を作る時は,まずレシピを見て,必要な物を揃えて,段取りを考えますよね。
今回の記事では,全体像をまず確認したいと思います。
必要な物は,
珈琲豆,グラインダー,ドリッパー,サーバー,ペーパーフィルター,スケール
それぞれについては,また次回お話したいと思います。
まず悩むのは,豆の量とお湯の量はどのくらい? ということでしょうか。
それで,Agape coffee 流の豆とお湯の量を表にしてみました。
ちょっと分かりにくいかもしれないので,説明します。
一番左の欄が,豆の量です。(10g〜40g)
抽出比率(倍)というのは,豆1gに対して,お湯をどのくらい注ぐか(17,16,15倍)です。
16倍を規準にすると,17倍は味が薄く,15倍は味が濃くなります。
淹れる時にいちいちこの表を見るのは大変だと思うので,
おすすめなのは,豆20g,お湯320g(16倍)
一人分でいいのでしたら,豆15g,お湯240g(16倍)でもOKです。
まず,このレシピで淹れてみて,ちょっと濃い目だなと思ったら,お湯の量を増やすといいです。
逆に,ちょっとパンチが足りないなと思ったら,お湯の量を減らします。
そんなふうにして,自分好みの抽出比率を確立するといいと思います。
さらに,変化をつけるとしたら,挽目を変えることでも味は変わります。
荒く挽けば,お湯と豆が接する時間が短くなり,スッキリとした味わいになりますし,
逆に,細かく挽けば,お湯と豆が接する時間が長くなるので,より豆の成分が溶けだして濃厚な味になるでしょう。
でも,最初のうちは,抽出比率を確立して,挽目で微調整をすると良いかもしれません。
細かなことを言えば,お湯の温度でも微妙に味が変わりますが,
最初のうちは難しいことは抜きにして,自分で淹れる楽しみをぜひ味わってください。
ちょっと上手に淹れられるようになったら,お友だちにもご馳走してあげてください。
きっと喜ばれると思いますよ。
最後にとっても大切なことは,
「煎りたて新鮮な豆」を準備することです。
どんなにこだわって淹れても,そもそも素材が古いと美味しい珈琲は作れません。
逆に,豆が新しいなら,少々淹れ方が雑でもそれなりに美味しい珈琲になります。
美味しい珈琲を淹れるのは全然難しいことではありません。
きっとあなたにもできます‼
どうぞ,挑戦してみてください。